■磁気乗車券や磁気SFカード(=スルッとKANSAI)を2枚投入できる自動改札機が標準装備されており、
2枚の磁気券を組み合わせて利用することが出来る
磁気乗車券の有効区間外まで、若しくは有効区間外から乗車する場合、降車駅の自動改札機に磁気乗車券と
磁気SFカードの2枚を同時に投入すると、磁気SFカードの残額で不足額を支払うことが出来ます。
→ICカードでは磁気で言うところの定期券+SFカード or 切符の組み合わせに相当する利用しか出来ません
→磁気では回数券+SFカード、乗り放題券+SFカード、定期券+回数券など様々な組み合わせが可能です
→残額が不足するSFカードと残額が充分あるSFカードを組み合わせることも出来ます
■回数券は運賃制であり、表示された運賃区間であればどこでも使え、乗り越し時も差額の支払いで済む
関西の私鉄で発行される回数券は、券面に150円区間などと運賃の表示があるだけで、駅名の表示はあり
ません。乗車駅の改札機に投入することで初めて駅名が印字され、その駅から当該運賃区間まで(この例
であれば150円区間まで)乗車することが出来ます。
→JRや他地域の多くでは、定期券と同じように利用できる駅間が決まっています。同じ運賃でも他の区間
では利用できません。また乗り越し時は当該区間の普通運賃が請求されます。
→よって関西の私鉄・公営鉄道の回数券はJR各社や他地域に比べると、利便性が非常に高いです。
→有効期限も日割り計算で3ヶ月後までではなく、購入日が属する月の翌月の1日から数えて3ヶ月後まで
なので最大で4ヶ月利用できるなど、利用できる期間も長いです
→回数券も磁気カードとして発売するか、磁気カードと11枚綴りの券の双方を発売している社が多いです
→発売額よりも1割程度多くの金額が使えるカードを回数券に相当するカードとして発売している社もあり
ます。そのようなカードは乗車日当日の運賃を減算するため、有効期限が設定されていません
→他地域では類例の少ない、複数の社にまたがる連絡回数券も発売されています